

卒業論文のテーマは、「源氏物語」。大学4年間で国文学を専攻してきた私は、卒業後、それまでとは全く畑の異なる、理系出身の技術者が多く集まる地元メーカーへ就職を決めました。今振り返ってみると、自社の製品を持つことができる「メーカー」という業種に魅力を感じていたのだと思います。シーヴイテックは、国内唯一のCVTベルトメーカーとして、製品を愛するスタッフが本当に多いですね。

私の業務のほとんどは、社員教育の企画や実施。入社当初から、この部署で仕事をさせていただいています。企画を立てることや人前で話すこと自体に苦手意識はなかったのですが、教育となると話は別。中でも、自分より上の階層の方々の研修を企画するときには、まだ自分が経験したことのない立場に立って必要な課題を抽出し、それを踏まえた講義計画を立てなければならず苦労しました。でも、先輩方に支えていただき、なんとか乗り切ることができています。よく覚えているのは、一人で悩んでいた時にある先輩からいただいた「自分で考えることも大切だけど、他の人に影響することは相談しながら進めていけばいい」というアドバイス。自分で全てを抱えこむのではなく、周りと連携をとりつつ主体的に仕事を進めていくことが自分にとっても、他の人にとっても一番良いアウトプットを生む近道だと気付かされました。
最近は自分が企画・担当した研修の受講者の方から、「ためになった」と声をかけていただく機会も増え、もっと社員のために役立つことをしていきたいという気持ちで仕事に取り組むようになりました。
私は自分の意見を通すタイプなので「入社間もないヤツが、生意気」って、思われているかもしれませんね(笑)。でも、入社当初から現在まで、他部署も含め周りの方々は温かく見守ってくださり、とても感謝しています。だからこそ、自分が企画した研修の講師を依頼するときなどは、電話やメールだけで済ませるのではなく、直接お会いして企画を説明するなど、どちらも気持ちよく仕事ができるようなコミュニケーションを心掛けています。

シーヴイテックはまだ新しい会社で、中途社員の方が多いため、さまざまなバックボーンを持った先輩がいます。自分の知らない世界を先輩方との会話の中から知ることも多く、固定観念にとらわれることなく仕事ができます。会社の中でも外でも様々な人と話をし、視野を広げ、あらゆる角度、立場から物事を考えることができるようにステップアップしていきたいですね。そう考えると、趣味の旅行の中での様々な人や物事との出会いもプラスに働いているように思います。いろんな経験を味方にしながら、マイペースで仕事を続けていくことができたらいいですね!